「陽くんご飯食べていくでしょ?とりあえず落ち着いたら食べにきなさいね。では、ごゆっくりー」
ママはニヤニヤしながら部屋のドアを閉めた。
2人きりになったあたしたちは気まずさからくるなんともいえない空気の中、真ん中にあるローテーブルを挟んで向かい合って座った。
どちらも口を開くことなく続く沈黙。
……こういうときって一体どうしたらいいんだろう。
あたしから謝るべき?
いや、でも別に悪いことしたわけじゃないしなぁ。
そりゃあ、絢さんの言葉を鵜呑みにした結果が今なわけだけど……。
煮え切らない自分にイライラしながらも、なかなか先陣を切ることができない。
結局最初に口を開いたのはひーくんだった。



