もう英二くんにめんどくさい女とかどう思われてもいいやと思ってベットの上で体育座りをし顔を膝にぴったりつけて顔を見られないように静かに泣いた。
きっと英二くんはあたしが泣いてることに気づいてたんだろう。
ただ黙って隣にいてくれた。
なにも言わず……静かに泣かせてくれた。
どのくらいたったのだろう。
こうなったらスッキリするまで泣いてやろうと思って涙を出しきった頃、後夜祭の終わりを意味するチャイムが鳴った。
「……英二くん、ありがとう」
「どういたしまして」
泣き腫らしてとってもお見せできる顔ではないだろうから、失礼だけどうつむいたままお礼を言った。
そんなあたしの頭を優しく撫でてくれる。
考えても考えてもどうしたらいいのかわからなくって。
恋愛ってこんなにむずかしいんだと……思い知らされた。



