「昨日あんなに信じてあげてって言っといて、今日になって〝やっぱり嘘だったから泊めないで!〟なんて……都合良すぎないかなぁ」
ましてや今日なんか話してもくれなければ目も合わせてくれない。
ここまで怒らせておいて、やっぱりあたしの勘違いでしたーなんてそんな簡単なこと言えないよ……。
「俺も今日は陽と話せてないからなんとも言えないけど、あいつも誰かと付き合うこと自体初めてだから、今どうしたらいいのかわからないんだと思う」
「そんなの……あたしだってどうしたらいいのかわからないよ……」
ついさっき日菜子に気持ちを上げてもらったはずなのに、気づけばもう底辺まで落ちてしまった。
マイナス思考サゲサゲ女の出来上がりだ。
だって、こうして保健室に来てもひーくんは一向に現れないし、なんならこんなときなのにコンテストに出てるし‼︎
……いや、コンテストに勧めたのはあたしなんだけど。
でも今は状況が状況じゃない⁈
あー……なんかまたいろいろ考えてたら涙が出そう。
完全に情緒不安定だ。
目の前に英二くんがいるのに。
恥知らずのあたしの涙たちは勝手にどんどん外へと出てくる。



