英二くんは頷き、ジッとあたしの目を見つめてきた。
お互い無言でただ見つめ合うだけの時間。
なになになに。
この時間はなんなの。
静かなこの空気に耐えきれずあたしは口を開いた。
「と、とにかく、あたし怒ってないから大丈夫!気にしないで!こうやってストーカーも嘘だってわかったし」
「ストーカー?嘘?え、どういうこと?」
「実はさっき絢さんがメイド喫茶に来て、ストーカーがいるって言ったのはひーくんの気をひくためだって言われて……」
さすがに英二くんもストーカーの件は知らなかったようで、真実を知ったあと大きなため息をついた。



