その場にいた日菜子が駆け寄ってきてくれ、とりあえずここで泣いてたら周りのみんなが心配しちゃうからと、落ち着くまで保健室にいることになった。
泣きながら入ってきたあたしに先生はなにも聞かずにベットへと案内してくれた。
「ほら、とりあえず拭きな」
ここに来るまであたしのことを支えてくれた日菜子。
ハンカチを差し出され、涙でぐちゃぐちゃになった顔をハンカチで押さえた。
愛ちゃんたちも付き添ってくれようとしてたんだけど、なにかを感じとったらしい日菜子が「あんまり大勢で行ってもアレだし、落ち着くまでとりあえずあたしがいる。またなにかあったら連絡するよ」と気を利かせてくれた。
お互い黙ったまま、ただただ日菜子はあたしの背中をさすってくれる。
それがなんだか心地よくて、さっきまでの苦しい感情も柔らぎ、涙も気づけば止まっていた。
「少し落ち着いた?」
「うん。ありがとう」
優しい日菜子の声を聞いてやっと心が落ち着いた。



