モテすぎる先輩の溺甘♡注意報




こんなこと思いたくない。

考えたくない。

だって、やっとやっと手に入った大好きな人だもん。



でも……もし、あたしという存在がひーくんにとって重荷になってるんだとしたら、あたしは彼女としてひーくんの隣にいる権利はあるんだろうか。



昨日から起こった出来事に頭が追いつかなくて、整理できたと思ったら……マイナスな考えしか思い浮かばない。



〝別れ〟

あたしたちに1番遠いと思っていた言葉。




「…………っ」



片付けをし始めるクラスメイトたちが、視界に入るもの全てが……涙で歪む。



一度溢れ出した涙は止まることを知らず……人目もはばからずその場でしゃがみ込んだ。



自分でもどうしようもない。


だから、ただただ涙が枯れることを待つしかなかった。