突然出た”妹”、”お兄ちゃん”というワード。
待って待って。
さっきから起こることが全部いきなりで、頭の整理が追っつかない。
「妹?って、ひーくんの?え?お兄ちゃんがひーくん?ひーくんの、妹ってこと?」
パニクりすぎて、思ったことが口に出た。
慌てるあたしを見て、絢さんは声を出して笑う。
「あははははっ……!なに、もしかしてあたしのこと言ってない感じ?あは、勝手にカミングアウトしちゃった?ごめんねぇ?」
悪びれる様子もなく、笑いながらひーくんへ両手を合わせる絢さん。
「前に話したことあるけど、再婚した女と親父との間にできた子がいるって言っただろ?それが絢」
「あ……そ、うなんだね」
なんて言えばいいかわからず、それしか言えなかった。
今は離婚していて別々になってしまったから家族ではないけど、一応血が繋がってる兄妹なんだもんね。
そりゃあこうして話に来ることもあるよね。



