モテすぎる先輩の溺甘♡注意報





ひーくんは突然のあたしのお願いに戸惑いを隠せないようだった。




「そう言われたらひーくん困るでしょ?」


「そうだな。それはさすがに困る」


「じゃあ、もう簡単にキスしちゃダメだからね」


「あぁ。桃に言われたからには守るよ」




……嘘つき。



あたしのお願いを守ってくれたことなんか1度もないくせに……。



あれは……


確か、ひーくんとあたしが小学生だった頃。



家が隣同士だったため、お互いの家を行き来してよく遊んでいた。



その日は、たまたま洗濯物が出しっ放しで部屋の片隅に置かれていて……あたしはそれを忘れ、部屋にひーくんを招いた。



しかも、運悪く1番上には熊が描かれている白いパンツがあって、それをひーくんに見られた……。



そのパンツはちょっと恥ずかしかったけど、大好きなおばあちゃんに貰ったものだったから、ズボンの時に履いていて……



ひーくんに見られた時は恥ずかしさのあまり、「みんなには内緒にしてほしい」と頼んだ覚えがある。