モテすぎる先輩の溺甘♡注意報





どうしよう……。

突然の出来事に頭がついていかない。




「そうだよねー?桃ちゃん?」




あたしを見る悠里さんの目が……笑ってなくて怖い。



今になって気付いた。



悠里さんは元からあたしに協力しようなんて思ってなかったんだ。



彼女になったあたしに、こうして意地悪をすることが目的だったんだ。



……それなのに、悠里さんの威圧感に勝つことができず、あたしは頷いた。



否定も出来ないあたしは心が弱い。



確かに悠里さんにこの本を教えてもらったことに変わりはない。



それに悠里さんの方が最近のひーくんについて知ってるし、理解がある。



正直あたしには建築関係のことは分からないし、きっとひーくんもそれがあるからあたしに話さなかったんだと思う。



彼女になれたのに………ただひーくんが好きなだけなのに。



それだけじゃ全然上手くいかない。