「あーっ!チューしてた1年生じゃん!」
「え、てかめっちゃ綺麗じゃね?!ほんとに1年?色っぽー」
「バカかよ英二(えいじ)。この子は陽のだからだーめ」
隣にいたのは英二という名前らしく、その人はやたらとあたしの顔を見て絡んで来た。
……いやいや。
ひーくんのじゃないですし。
あたし昨日見てますし。
「なんだ、桃もサボり?せっかくだし一緒に行く?」
ひーくんは昨日自分がしたことをあたしに見られたって思ってないから普通に接してくる。
いいんだけどさ。
ひーくんは昔からこういう人だもん。
好きって気持ちはあの時確かにあったけど、その場の雰囲気に流されたっていうのもあるから、まだ軽い気持ち。
だって今だって別に引きずってるわけじゃない。
あたしの中では気持ちの整理ができてる。



