「じゃあ、俺らそろそろ出ますね」
「えっ?!早くね?!」
「俺は早く桃ちゃんとイチャイチャしたいわけ。お前らとくだらねぇ話してる暇はないの」
「はぁーん?カッチーン!リア充ファーック!」
ひーくんが立ち上がったから、あたしも続いてイスから降り、目の前にいる珠樹さんに会釈をした。
英二くんたちとひーくんはふざけ合ってて、ほんとに仲が良いんだなーと少し羨ましく思った。
「お、つーかさ、前から思ってたんだけど、桃ちゃんってスタイルめっちゃ良くね?」
すると、いきなり視線と話題があたしに切り替わったため思わず身構えをした。
「それ思ってた!脚めっちゃ細くね?つかキレイ!美脚!目の保養だわー」
「お前らおっさんみてぇだな」
「いや率直な意見だから!陽はそんな桃ちゃんとお付き合いができて羨ましいなぁー」
褒められることに慣れてないあたしは、ただただ顔を赤らめて俯くことしかできなかった。
笑いながら話してるからきっとからかってるんだろうけど、褒められて悪い気はしない。



