モテすぎる先輩の溺甘♡注意報





すぐに太陽くんの腕の中に埋まったあたし。



どうすればいいのか分からず、手は下にぶら下げたまま。



……これは、ハグ。

友達としての、ハグ。



別に抱き締められてるわけじゃない。

友情の証のハグだ。



ひーくんへの罪悪感を掻き消すようにあたしはそう自分へ言い聞かせた。



結果的に言えば、太陽くんとの関係をはっきりさせることは太陽くんを傷つけることになった。



でも、ひーくんと向き合えるかもしれない今、こうしてけじめを付けることが出来たのは……必要不可欠なことだったんだと思う。



恋愛ってもしかしたら………思っていた以上に難しいことなのかもしれない。




「へえー、結構大胆なことするんだね?」




?!?!



突然の声に思わずあたしは太陽くんの胸を強く押して離れた。



その反動で太陽くんは後ろへバランスを崩したけど、運動神経が良いからかさすがイケメンはよろけることなくその場で落ち着いた。