モテすぎる先輩の溺甘♡注意報





ひーくんは治り切ってるとなかなか信じてくれなくて、「寝なくていーのかよ」を連発してた。



それでもあたしが頼んだわけじゃないのに手を繋いでくれたり教室まで一緒に来てくれたり、しまいには担任に……




「外でぶっ倒れそうになったところを僕が助けてお姫様抱っこで保健室まで運びました。軽い熱中症で今はだいぶ良くなったみたいなのでよろしくお願いします」




と、まるで優等生かのような振る舞いまでしてその場を去って行った。



ひーくんが僕って……!

てか、お姫様抱っこした部分わざわざ言わなくてもよくない?!



教室中の女子がキャーキャー騒ぎだし、男子たちはヒューヒューと冷やかした。



恥ずかしさで真っ赤になった顔を隠すように席まで歩いたけど、1番後ろの席まではいつもの何倍もの距離を感じた。



途中みんなには体調を心配されるっていうより、「本宮先輩と知り合いなの?!」「付き合ってんの?!」などのミーハーな質問をされた。