「褒めるのはここまでにしとこうかな」
ひーくんはそう言うとベットからイスへと移動した。
近くに感じた温もりが離れてしまい、ちょっと寂しくなった。
たった数センチの距離なのに寂しくなるって、あたしかなり重症じゃない??
「はい、おやすみ」
「え、ちょっ……」
さっきまでの褒められた余韻に浸っていたかったのに、いきなりひーくんに両肩を押され………あたしはベットに再び寝る形になった。
「とりあえず寝ろ」
「え?え?だって今いいムードだったよね?」
「いいから病人は寝てろ」
「もう大丈夫だもん、すっかり元気になったし。それよりまだ話終わってない……」
あたしのこと好き……?
そう聞こうと思ったら、タイミング悪く保健室のドアが開いた音がして、あたしは言葉を飲み込んだ。
「具合どうー?って、あら、まだ本宮くんいてくれたの?」
「まぁ、心配だったんで」
「ほんとかなぁ?変なことシてたんじゃないでしょうねぇ?」



