その言葉をきっかけにあたしの中で何かを引き止めてた糸がぷっつんと切れて………思いが溢れ出た。
「太陽くんには確かにさっき告白されたよ、本気で好きだから付き合ってほしいって。でも返事はしてない、だって、気持ちは知ってたけど突然のことだったし、」
「……」
「だから今は付き合ってない、太陽くんとあたしはただの友達。それに代わりはない」
「……」
「きっと、これからもそれは変わらないと思う……」
「……」
「それは、好きな人がいるから。諦めようとしたけど、その人を見るたびに会うたびにドキドキして、忘れようとすればするほど好きになっちゃうの」
あなたのことよ、ひーくん。
何度も何度も諦めようとしたけど、嫌いにならなきゃならなきゃと思えば思うほど………ひーくんへの想いは大きくなっていった。
「自分でもどうしたらいいか分からない。だって太陽くんは優しいし、かっこいいし、あたしのことだけを見てくれるし、悪い部分なんか何もないんだもん」
「……」
「それに比べて好きな人は意地悪なことばっかしてくるし、一緒にいると泣かされるし無理矢理キスしてくるし、女の子大好きで遊び人だし、」
「……」
正反対の2人。
周りにこの話をしたら100人中100人が太陽くんを選ぶと思う。
そんな2人なのに、あたしにはどうしてもひーくんなんだ。



