モテすぎる先輩の溺甘♡注意報





脇の下をくすぐられるのが弱点だって知ってるのを良いことにひーくんはまんまとその弱点をついてきた。



目が合ってハッとした。



泣いてるあたしを見たひーくんが驚いていたから、あたしもどうしたらいいか分からなくてその場で固まった……。




「気持ち悪いわけじゃねぇんだよな?」


「……うん」


「なら、それはどういう意味?」




「それ」がこの「涙」だってことは理解できた。



きっといきなり泣き出すから、この女頭おかしいんじゃねぇかって思ってるに違いない。



ひーくんのことがこんなにも好きで、諦めようと思っても諦められなくて辛くて苦しくて、今すぐにでも消えてしまいたいのに……。



目の前にいるこの俺様は、あたしの気持ちなんかこれっぽっちも分かっちゃいない。




「あいつと付き合ったの?」




……だから、こんな気遣いの欠片もないことを言えるんだと思う。