公園にもたくさんの人がいて、タイミング良くベンチが空いたため、端にある木で作られたベンチに座った。
「足、大丈夫?痛くない?」
座るや否や、すぐに足の心配をしてくれた太陽くん。
「大丈夫だよ、ありがとう」
「ならよかった」
「ふふ」
「え、何で笑うの」
太陽くんがあまりにも優しいから、その優しさに思わず笑みがこぼれてしまった。
「太陽くん優しいなあって思って」
「そう、かな」
「優しいよほんとに!あたしこんなに男の子に優しくされたの初めてだもん」
「初めて?!」
太陽くんは目を丸くして驚いた。
「昔から仲が良かった男の子がいるんだけどね?その人って意地悪しかしないの!優しさなんてこれっぽっちもなくて。元希も見てれば分かるでしょ?いつもああやってからかってくるしさ」
「元希はある意味の愛情表現じゃない?桃ちゃんのこと女友達で1番信頼できるって言ってたよ」
「えっ、元希がそんなこと言ってたの?!」
「うん。だから、もし付き合うことになったら全力で応援してやるからって言われ……」
最後まで言う前にやめて、さっきまであたしを真っ直ぐ見ながら話してくれてたのに、太陽くんはあたしとは反対方向に顔を逸らした。



