あたしは欲しかった黄色のヨーヨーをゲットし、太陽くんは水色のヨーヨーをゲットしていた。
その後は2人で並んで歩きながらヨーヨーで遊んで、自分で言うのもなんだけど………これが「いい雰囲気」ってやつなんじゃないの?と思った。
人混みの中で太陽くんがあたしを守るように少し前を歩いてくれてるのも薄々分かっていた。
優しいし、男らしいし、何よりかっこいい。
そうやって完璧に見えて、恥ずかしがり屋ですぐ顔が赤くなるところを見ると、可愛いところもあっていいなあと思う。
きっとこういう人と付き合ったら、幸せになれるのかもしれない……。
そんな事を考えてても、やっぱりひーくんの顔がすぐに頭に浮かんで邪魔をしてくる。
ブンブンと頭を横に振り、ひーくんを頭から追い出そうとすると、太陽くんに不思議な目で見られたから即座にやめた。
……お祭りに来て約1時間が経った頃、元希と日菜子と愛ちゃんがトイレに行ったことで太陽くんと2人きりになった。
トイレを待つ人の列が長く時間がかかりそうだったのもあって、あたしと太陽くんはトイレから少し離れた公園で座って待つことにした。



