「なあに、ただ黙って俺たちの相手をしてくれればいいんだよ。そしたら昼間のお前の行いは許してやろう。」



とてつもなく嫌な予感がする。早く立ち去ろう。



「その相手とやらは気になりますけど、あいにく私は先を急いでいるので。失礼しますね。」



男の横を通り過ぎようとしら、腕を掴まれた。



「…その手を離してください。」



「逃げるなよ。これから最高に楽しいことをするからな!」



ぐっと引っ張られ、壁に強く身体を打ち付けられた。



その拍子に笠が落ち、顔が露わになる。