俺がこの時代に来てから一週間がたった。



壬生寺での生活も慣れ、毎日が充実している。



その日は庭を箒で掃いていたら、常紋さんが訪ねてきた。



「藍那君、調子はどうですか?」



「常紋さん!はい、壬生寺の空気はとても澄んでいるので過ごしやすいです。」



でもどうしたんだろう?この時間は仕事のはず…不思議そうな顔をしていたら、



「ああ、実は君にお使いを頼みに来ました。この紙に書いてある物を町に行って買ってきてもらっていいですか?」