また、君を笑わせよう

「なにを隠している。正直に答えろ。」



「まあまあ歳、そんなに平助を追い詰めるな。」



今まで静かに話を聞いていた近藤さんが、土方さんをなだめる。



「平助、ゆっくりでいいから聞かせてくれないか?」



近藤さんが優しく問いかけてきた。



「…もう四人には話したけどーー」



俺は包み隠さず話した。



「でもおかしいだろ!あいつが敵なら味方の浪士を裏切ってまで俺を助ける必要なないはずだ!」



「俺たちを騙すため演技をした可能性もある。」