あまりの痛さにうずくまっていたら、総司がのこのことやってきた。



「総司、俺に殴られたいのか?」



「嫌ですよ。あんなゲンコツくらったら僕、死んじゃいます。」



「だったらつべこべ言わずに戻れ。」



「はいはい、じゃあね新八さん、原田さん、平助☆」



総司は手を振りながら部屋を出ていった。



「で、三人はとっとと広間に来い!とっくに朝餉の時間になってんだよ。」



そう言い残し、土方さんも広間に向かった。



「完璧にこれたんこぶできたな。」



「俺はなにも悪くないのに…」



俺たちは頭をさすりながらも土方さんの後を追った。