また、君を笑わせよう

大きな木があり、枝は丈夫そうで人が乗っても折れなさそうだ。



その時は考えることすら忘れて、鞄は地面に置き木に飛び乗った。



横たわってみたが、なかなかの居心地だった。



「明日、どうするか考えよう。」



(それにしても教科書でしか見たことがなかったからわかんなかったけど、実物の藤堂平助は可愛かったな。)



パッチリ二重に、小さい顔。



(髪の毛サラサラ〜羨ましいよ!あいつの方が俺より女子力高い!)



撫でた時のあの感覚がまだ手に残ってる。



(でも次会うとき俺は疑われてる、か。)



そこで俺は深い眠りについた。