どんどん数が減っていく。



「僕と一君は向こうの方片すから、平助はここをよろしく。」



「ちょっ、おい!」



まだ残っていた浪士が斬りかかってきた。



「総司の奴、後でいっぱい文句いってやる。」



ブツブツと言いながらも次々に敵を斬っていく。



「これで最後っと。」



斬り終わったと思い、俺は背後にいた浪士に気づかなかった。