俺、総司、一君、新ぱっつあん、左之さんで壬生寺に向かっていたら、



「四人とも、先に行ってていいよ。僕はあそこに用があるから。」



なんて言いながら総司が行こうとしているのは甘味処だ。



「総司、仕事中に寄り道はしちゃいけねぇ。行くぞ。」



左之さんが総司をズルズル引っ張る。



「原田さん!少しぐらいいいじゃないですか!」



「ダメなもんはダメだ。それにお前の少しは多すぎる。」



「僕の甘味が遠ざかってく…原田さんのけちんぼ。」