平助side



「…誰か総司をどうにかしてくれ。」



「どうにかって酷いよ、平助。僕は正常だもん。」



「だったらもう飛び出そうとするな!止めるこっちが大変なんだから。」



「僕の身体があの甘い匂いのする物に行きたがってるだけ。」



「総司、平助、声を控えろ。相手に気づかれる。」



一君に注意されて口をつぐむ。



俺たちは壬生寺にある建物の影から、あいつを見張っている。



なんで総司がこうなっているかというと、話は一時間前に戻るーー