誰でもいいから彼氏がほしいんです!



………へ…?

いま、清原くんなにを…?


頭の中で清原くんの言葉について考えていると、

いきなり手首を掴まれ、そのままベットに押し倒された。


「さくらーちゃんっ!俺、スイッチ入りそう〜なんて〜
ところで、ちゅーでもしてみる?
まずはー、マスクごしのちゅーから…」


そう言い終わると同時に、上から

ーちゅっ…

と、短いリップ音が響いた。


マスクごしにわかる、唇に触れたような触れてないような感覚。


アイドル顔負けの清原くんに、マスクごしのキス………。


ドキドキしすぎて、声が出なかった。


「ちょ…きよはらくん………」


清原くんは満面の笑みでわたしを覗き込んだ。

「一条やばいね〜!
そんな顔もできるんだねー!

てか、マスクとってしてみる〜?♪」


すごい楽しんでる…。
本気じゃないってわかっていても、体が動かない。


あぁ…このままほんとにキスされちゃうのかな…。

そう考えながら目をつむったその瞬間


「おーい、もういいかー?」

と、鮫島が部屋に戻ってきた。