誰でもいいから彼氏がほしいんです!




「…!?」

もしかして、本当にキスしたわけ…?

キスっていっても、マスクをかけているのでマスクごしってことになる。


なにを言ったらいいか分からず、目をキョロキョロしていると、


「お前、顔超真っ赤だよ?」


と、満面の笑みで言ってきた。


「鮫島!ふざけるなああああ!!」


わたしをドキドキさせたあげく、からかうなんてあり得ない!

鮫島は嫌いじゃないけど、女慣れしてるところが彼氏にはできないポイントかな。

そう考えてると、

「お前、本当はマスクごしじゃなくて、直接俺としたいんだろ〜?」


こいつはなにを言ってるんだ…。
頭がいかれてるのか…?

鮫島どうしたんだよ、こいつ。


「鮫島がわたしとしたいだけなんでしょ?」


これで鮫島もわたしのこと攻めてくることはないだろう。
と思うと鮫島の困った表情…!

これはやったな!!

ちゃんと彼氏ができたら攻めてもらいたいな〜なんて。妄想。


あーはやく帰らなきゃ!

そんなことを考えていると、


「お・ま・た・せ〜!

一条〜、拓人とは仲良くできた〜?」

勢いよくドアが開き、清原くんは手ぶらで帰ってきた。