「お前、この漫画知ってるの?
すげーニヤニヤしてるけど、マジきもい。」
鮫島はそう言ってきた。
「うるさいよ!きもいって言わないの!
かわいいの間違いでしょ!!!!
この漫画の主人公の男の子、すごくかっこいいんだよ〜!
だいすきなの!この漫画ー!
ほら、これ読んでみなって!」
この漫画のことになると、すごくウキウキする。
いつか、この主人公の男の子のような人が現れないかと思っている。
まあ、現れるわけないかー…。
わたしが、そう言うと鮫島はわかったと言い、漫画を読みはじめた。
清原くんはずっと少年漫画を読んでいて、私達の話は耳に入っていないようだった。
時々、鮫島は清原くんに、漫画を見せながら楽しそうに、話していた。
あぁ…やっぱりかっこいい…。
こんな人いないのかなぁ…。
それから2時間くらい経った頃、
「ねー、そろそろ帰ろう?」
と、わたしは言い出した。
あまり、長居しては悪い。
そして母親が心配してしまう。
「じゃあ、いまからパーティしちゃう?」
と、鮫島の提案に
「お前、言い出すのおそいよ〜。はやくしよう!」
と、清原くんも続いた。
