〜乃亜side〜

なんか自分だけおいていかれてる気がする

「乃亜ごめん」

「いや、全然大丈夫」

あっ、さっきの人 謝らなきゃ!

「あっ!さっきはすみませんでした」

「全然、俺こそごめんね 俺、榊龍よろしくね」

「私は、篠崎乃亜です よろしくお願いします」

私はさっき聞いてしまった 梓が、榊くんたちと話してる時にファンの女子たちが、梓の悪口を言ってるのを一応睨んだけど何するかわからないからきをつけないと!

ちなみに入学式は2時間前に終わって今は、放課後

「私、ちょっと先生に呼ばれてるから行ってくるね! 先に帰ってていいから」

「りょーかい じゃあまた明日ね!」

「うん! バイバイ」

「さーてと 行きますか」

しかし、いつまであの王子キャラをやるのだろうか ある意味尊敬する

「ちょっといい? 」
私が話しかけたのは、さっきの悪口を言っていた女子たちに

「何? 」

「あんた達、梓の悪口いうのやめてくんない?」

「はぁ? あたしらがいつそんなこと言ったの? 言った覚えないんだけどー ねー?」

((そうよ! 証拠は?))

やっぱ、しらばっくれるか

「あたし、聞いたんだけど? 睨まれたのにしらばっくれんだ とんだお嬢様たちだこと」

「あんた、調子にのんじゃないわよ!」

「調子なんて乗ってないんだけど、人の友達の悪口言われて黙ってるわけ無いでしょ? 梓の悪口二度と言わないでくれる?」

「ふざけんじゃねーよ!」

急にリーダーっぽい女子が私のお腹を蹴ってきた 本当はよけれたけどそのまま受けた

「ヴッッ」

「ふん! ざまーみろ 弱いくせにでしゃばりやがって ふざけんなよ! あんたが毎回あたしらの呼び出しに来るなら二度と言わないであげるよ」

「わかった」

そのまま髪を引っ張られ、お腹を何度も蹴られた

「今日は、こんぐらいにしてあげるよ
明日は、体育館の裏にきな 来なかったらあの子がどうなるかわかってんだろうな」

思いっきり蹴りやがってふざけんじゃねーよ! でも、梓のため守るって決めたんだ!
絶対守る! そう心に決めた

さっきの女子たちは帰っていった


「あーマジいてー 蹴りやがってでも、しばらくこのままやられ続けられるのは辛い、でも梓になんかされるよりはまし!」

「帰ろ」

しばらく歩いて、家に着いた