ヤキモチやかせたい!

「七海って自分のこと全然わかってないよね。」


トモくんはイスごと私に近付きながら言った。


そして、トモくんの足と足の間に私の両足が挟まるくらいまでイスを寄せると、
私の体はトモくんに引き寄せられた。


私、抱きしめられてる⁉︎


トモくんの顔が、私の顔のすぐ横に…⁉︎


「七海のすぐ潤んじゃう目とか。
くせ毛でフワフワの髪の毛とか。
色白な肌とか。

俺にとっては七海は触りたくて仕方ない存在なんだけど。」


えぇぇ…っ⁈
そんなこと考えてたの…?トモくん…。


トモくんが体を離して、私の顔を見る。


「色白だから照れるとすぐ赤くなる七海の顔もね。」


きっと私の顔、今真っ赤だ…。


トモくんは私の顔を両手で包んだ。


「俺だけに見せてほしいな。七海のいろんな顔。」


「…うん。」


「七海、目を閉じて?」


「…ん。」


私はトモくんの言う通り、目を閉じた。


唇に柔らかくて暖かい感触。


少しだけまぶたを上げると、トモくんの顔がすぐ近くに…。



私、トモくんとキスしてるんだ…。