ヤキモチやかせたい!

「えっ⁈は、はい!」


呼ばれたわけでもないのに返事をして、私は急いで席を立ち森田くんのところまで駆け寄った。


「森田くん⁈どうしたの⁈」


「…こっち来て。」


森田くんは私の手を掴んで廊下のひと気のない壁際に連れていく。


わ…手が…。
手を握ったのは告白した時の握手以来。
大きくて温かい手。
私の心臓が大きく跳ねる。


森田くんが立ち止まったので、私も立ち止まり森田くんの顔を見上げた。


森田くんは何故か心配そうな顔をしている。
私は森田くんが口を開くのを待った。


「…佐々木さん。さっきさ…もしかして泣いてた?」