完全寮制で女子寮で暮らすことになった私は、窓から見えるヴェーニア魔法学園を眺めながら着替える。

幸い一人一部屋であるので、遠慮なく着替えれる。

深緑のブレザーとスカートに、赤チェックのリボン。

まだ出したばかりの新品の香りが広がり、少し冷たい袖に腕を通す。

ユニから貰った角をネックレスにしたものを首にかけるのを忘れずに。

学園を眺めるのをやめて、自分の部屋を見渡すが、

部屋はいまだに段ボールの山。

そろそろ片付けなきゃな~…

まあでも、暮らすことになってからまだ三日。

少しずつ片付ければいっか。