「くれるの?」



そう言うと、ユニは私に背を向け、翼を広げた。

振り返ったユニの目は笑っていたようだった。



バサッ



飛び立とうとしているユニに、最後の言葉を言う。



「またね!!!」


ユニからもらった角を握りしめ、
またどこかで会うことを願って。