「そこが完全寮制だから…もう会えないかもしれないんだ。...だから今日、お別れしにきたの。」



ユニはちょっかいをかけることなく、そのまま立ち止まっているままだ。

私はうつむいて、少し涙ぐみ、それでも言い切ろうとポツリポツリと言葉を繋ぐ。



「......ユニ、あなたはもう、一人でも生きていけるよ。私が保証する。...だから」


顔起こし、最後の言葉を言おうとした。

すると、ユニは私に近づき私の額と自分の額を合わせた。