フードを深くかぶり
女を襲おうとしている男たちに近づく
「おいっ」
少しだけ殺気を込めて男に声をかけた
「あ?なんだてめー邪魔すんな」
かっちーん
「お前ら、人が優しく
言ってるうちに消えろ」
今度は思いっきり殺気をだした。
「ひぃっ」っといって男たちは
逃げていった。
女は震えている
ちっ。これだから男は嫌いだ
「お姉さん大丈夫?」
「大丈夫です。あの……」
ん?
「なに?」
なんだー?今まで助けた女は
何人かいるけど
話かけられたことはなかった
「あの。もしかして狂蝶さんですか…?」
あー、そーゆーことね
私は、喧嘩している姿を
蝶のようにまっていて、狂ったように
容赦なくぼこぼこにするという
ところから「狂蝶」という通り名になった
「あのー…?」
やべっトリップしてた
「そうだよ?俺が狂蝶」
私は人を助けたり、喧嘩するときは
一人称を「俺」にしている
狂蝶と言った途端
女の顔がほんのり赤くなった
ん?なんでだ?
「あの。ありがとうございました。
二度も助けていただいて。」
「……………………………。」
2回目?おぼえてない。。。
「おぼえてないですよね。
でも、ありがとうございました。」
「あぁ。でもな、もうこんな
危ないところにはくるなよ。
次は助けられないかもしれないからな」
「はい。。ありがとうございます。」
「じゃあな」
私は女に背を向けて歩き出した
この時、気がぬけていたのか
誰かに見られているのを気づかなかった
