小学生のとき、将来の夢を書きなさいと先生に言われて、興ざめしたことがある。


結局、先生の言う「夢」とは職業のことで、
大人になるという、言葉にならないわくわく感を「ケーキ屋さん」とか「お嫁さん」とかいう枠に押し込めなければいけない。



それが何だか悔しくて、私はおそらく一番大人受けしそうな「花屋さん」と書いて、それを見た大人達の満足そうな笑みを冷めた気持ちで眺めていた気がする。


男の子は「総理大臣」とか「パイロット」って書けばいいんでしょ。



くだらない。