キミのみるセカイ

「慎太郎は、肩に力を入れすぎなんだよ・・・。」

「えっ・・・。」

俺は、目を見開く。

「本当は、心絵ちゃんのこと、嫌いなわけじゃないんだろ?」

「・・・。」

俺は、黙りこむ。

「ただ、心絵ちゃんと、どうやって接したらいいか分からないんだろ?」

「それは・・・。」

俺は、少し顔を赤くする。

「だ、だいたい何だよ、急に心絵の話なんか持ちだしやがって。」

「慎太郎、もう一度、心絵ちゃんと昔みたいに戻りたいとは思わないのか?」

「・・・。」

俺は、背筋を伸ばす。

「なんで、そんなことっ・・・。」

「父さんは、二人に昔みたいに戻ってほしいと思ってるよ・・・。」