その日、
私はいつも通りに部屋で寛いでいた。

けどリビングでは、
両親の些細な言い争いが行われていた。

「ーだかろうが!」

「ーよ、貴方がーしないから!あの子はああなったよ!もうこんな生活は無理よ!別れましょ!」

「ふざけんなよ!お前はそうやって''離婚''って言って済まそうとする!」

まだ両親は言い争いをしているが、私には別に関係ない。

そして父親は近くにあった何枚かの皿を母親に向け投げてガラスがド派手に割れる音がした。

「はぁ〜またかよ。
勘弁して欲しいわ。ったく片付けんの結局は私なんだからさw」

私は音楽を聞きながら鞄にスマホと財布などを入れてコートを着て両親にバレない様にそっと部屋を出て行った。