いつの日か優奈の瞳にはあいつしか写ってはいなかった。その時から俺たちは終わっている。 「優奈、いつまで通うつもりだ。俺たちはもう」 「なによ、私の勝手でしょ?」 俺の言葉を遮りそう言った優奈。 「陸がいないからか?」