Blue Bird

「大丈夫だよ。俺の方こそごめんね。あの事件のことになるとどうもね。とりあえず店に戻らない?全然話せなかったし」

彼の提案で元来た道を引き返した。



途中何度も後ろを振り返った。いつ気づいて追いかけてくるかもわからない。

そのたびに手を強く握ってくれる温かい温もり。


とても安心できた。兄や亡くなった叔母と叔父を思い出させる。