Blue Bird

大翔さんが彰人を殴って突き飛ばしたからだ。


ネオンの灯りに彰人の崩れた顔と姿が映った。ナイフは衝撃で転がっている。


それを黙って拾い上げると固まる私に手を差しのべる彼。

私への配慮なのか血がついてないほうの手だった。


「殴った方じゃないから大丈夫だ」


ああ…そうか。私の知ってる大翔さんだ。

いま目の前にいるのは私の好きな彼。


その事に安心して彼の手をとった。