聞こえてきた嗄れた声に思わず固まる。
「理央ちゃん、元気だった?」
それは、もう二度と聞きたくない声だった。
「酷いよね。理央ちゃんから誘っておいていなくなるんだから。よくも恥かかせたね」
父の会社の専務だった男。…そして私を弄んできた彰人がいつかの気持ち悪い笑みを浮かべてそこに立っていた。この日のために買ったのか普通では買えないような長い鋭利な刃物を手にして。
「……」
動けなかった。心は今すぐにでも逃げろと言ってるのに体が言うことを聞かない。
「理央ちゃん、元気だった?」
それは、もう二度と聞きたくない声だった。
「酷いよね。理央ちゃんから誘っておいていなくなるんだから。よくも恥かかせたね」
父の会社の専務だった男。…そして私を弄んできた彰人がいつかの気持ち悪い笑みを浮かべてそこに立っていた。この日のために買ったのか普通では買えないような長い鋭利な刃物を手にして。
「……」
動けなかった。心は今すぐにでも逃げろと言ってるのに体が言うことを聞かない。


