Blue Bird

「理央…?ほんとに大丈夫か?」


目の前にはまた反応がない私を心配する大翔さん。

そんな彼をみていられなくなって下を向いてしまう。


ヤバイ仕事…。なにか危険な仕事をしてそれで巻き込まれて兄を…?兄さんにフラれた優奈さんはその腹いせに…?

もし二人が共犯だとしたら…


わからない…あなたがわからないよ。


混乱する頭はもう限界で。私は心配する大翔さんの視線を押し退けるようにRIONを後にした。