Blue Bird

黙って頭を撫でた。理央にとって陸の存在は本当に大きいのだろう。きっと俺らがわからないくらいこの二人の中には大きな絆があるに違いない。


「兄さんは…いつも私を気にかけてくれて…優しかった」

少し落ち着いたのか元の声に戻って話し始めた。


「だから今度は私の番…私が兄さんの力になりたい…」

か細い声で告げた彼女の言葉は暗くなった夜の闇のなかで静かに響いた。


「わかった」

それをみながら俺は理央の手を強く握った。


「だが無茶はするな。陸だってお前が無理してるとこなんてみたくないはずだ」


そうだよな、陸