Blue Bird

いくら姿形は同じものでもあげた者でもなければ品物も違う。理央にとっては兄貴から貰ったものだけが本物なはずだ。だから俺のしていることはただの真似に過ぎないと思う。

俺だってそんなことはわかっているはずだった。だったのに…な。


「…う…」



「ん?」



「う…れし…すぎ…て」


顔をあげた理央はずっと堪えていたのだろう。涙をいっぱいに溜めて潤んだ瞳で俺をみた。


「…あり…が…とう」

泣きながら、けれど笑って俺に言った理央は本当に嬉しそうだった。