Blue Bird

店を出た俺たちはとあるレストランへと入った。高そうだからと遠慮する理央の手を今度は俺が強引に引っ張り連れ出した。

「…あの、やっぱり私」

「大丈夫だ。俺が出す」

席に座っても今だ躊躇う彼女にきっぱりと告げた。

軽くメニューを頼み向き直る。


「…あ、あのそういえばあのハンカチはどうして女性ものだったんですか?」

真正面から向き合い緊張したのか言葉を探す理央。


「ハンカチ?」


「初めて会ったときのハンカチです」