Blue Bird

ホストクラブに行くには今のようにはいかない。そんなに長居はできないし、真相を探るには客として行くしかない。学生のアルバイトで行けるような場所じゃないことはよくわかっている。


諦めて携帯を出し何年ぶりかの番号に電話をかけた。


「お久しぶりです。彰人さん」


『いやぁ驚いたなぁー理央ちゃん、元気だった?』