Blue Bird

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その日の閉店後、片付けをしていると落ちていた男性もののハンカチをみつけた。お客さんの忘れ物かな。そう思い遼司さんに聞きにいこうと奥の部屋にいる彼のもとへ向かった。


『…ええ。はい』


けれどノックをしようとする腕は聞こえた彼の声で下ろされた。


誰かと話してるようだ。後にしたほうがいいかな。仕方なく踵を返そうとする。


『はい。大翔は大丈夫です。何も話してません』