Blue Bird

俺には好きな女がいた。名前は優奈。当時新人で客足に伸び悩んでいた俺を優奈は指名し続けてくれた。指名も少なく陸の重みに押し潰されそうになっていた俺にとって、優奈はかけがえのない存在だった。

そのうち俺たちは付き合うことになった。その後もいつもと変わらず優奈は通いつめてくれた。もともと社長令嬢だった優奈が俺と恋仲になることで、いつのまにか他の指名客よりも近い存在になった。使う金額や通う回数が群を抜いていたのもあるしな。

そんな時だった。突然優奈から別れを切り出された。

「なんでだよっ仕事と両立は出来てただろ?」

俺は訳がわからなかった。優奈をしつこく問い詰めた。


「ごめんね大翔。あたし好きな人ができたの…」